質問<3001>2006/3/1
3次方程式x^3-3k^2x+2k=0が異なる3つの実数解を持つように、 実数の定数kの値を求めよ。 どなたかよろしくお願いします。。 ★希望★完全解答★
お返事2006/3/1
from=武田
3次方程式 x^3+mx+n=0 の判別式 R=(n/2)^2+(m/3)^3 において R<0のとき、(つまりm<0)に、3実根x1、x2、x3が定まる。 詳しくは、質問<31>参照 したがって、 R=(n/2)^2+(m/3)^3 =(2k/2)^2+(-3k^2/3)^3 =k^2 -k^6 =k^2(1-k^4) =k^2(1+k^2)(1+k)(1-k) R<0より、 k^2(1+k^2)(1+k)(1-k)<0 m<0より、-3k^2<0、k^2>0、1+k^2>0 よって、 (1+k)(1-k)<0 ∴k<-1,1<k……(答)
お便り2006/3/2
from=angel
3次関数のグラフを想像しましょう。 f(x)=x^3-3k^2x+2k としたとき、 f(x)=0 が異なる3実数解を持つ ⇔ y=f(x)のグラフが、x軸と異なる3点で交わる ⇔ f(x)が極小値・極大値を持ち、極小値は0未満、極大値は0より大 f'(x)=3x^2-3k^2=3(x-k)(x+k) よって、 f'(x)=0 の解は、k=0 の時 x=0(重解)、k≠0の時 x=±k また、 f(k)=-2k^3+2k=-2k(k-1)(k+1) f(-k)=2k^3+2k=2k(k^2+1) ・k>0 の時、 x=k の時 f(k)が極小、x=-k の時 f(k)が極大 k>0, k^2+1>0 より、極大値 f(-k)>0 は成立する。 極小値 f(k)<0 を解いて、k>1 ・k=0 の時、 f(x)は極小値も極大値も持たない ・k<0 の時 x=-k の時 f(k)が極小、x=k の時 f(k)が極小 k<0, k^2+1>0 より、極小値 f(-k)<0 は成立する。 極大値 f(k)>0 を解いて、k<-1 あわせて、 k>1, k<-1