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f(x)=xsin(1/x) (x≠0) f(x)=0 (x=0) について ①x=1 におけるf(x)の連続性,微分可能性 ②x≠0 におけるf(x)の連続性,微分可能性 をそれぞれ調べよ。 ★希望★完全解答★
お便り2006/3/28
from=S(社会人)
こんにちは。 ② を先にしますが…
まず、或る a≠0 なる a について、 
x→a のときの f(x) の極限の状況を見ると、 
0<h のとき
lim_{x→a}f(x)=lim_{h→0}f(a±h)
=lim_{h→0}(a±h)sin{1/(a±h)}
=asin(1/a)
=f(a)
したがって、左右の極限値が存在してかつ一致する。
しかして、いま a は a≠0 で任意であるから 
f(x) は x≠0 で連続である。
次に、微分を試みると x≠0 のとき
f’(x)=lim_{h→±0}(1/h)[f(x+h)-f(x)]
=lim_{h→±0}(1/h)[(x+h)sin{1/(x+h)}-xsin(1/x)]
=lim_{h→±0}〔[sin{1/(x+h)}]+(x/h)[sin{1/(x+h)}-sin(1/x)]〕
=lim_{h→±0}〔[sin{1/(x+h)}]+(2x/h)cos{(2x+h)/(2x(x+h))}sin{-h/(2x(x+h)}〕
=lim_{h→±0}〔[sin{1/(x+h)}]+{-1/(x+h)}cos{(2x+h)/(2x(x+h))}[{sin(H)}/H] 
( H=h/{2x(x+h)}、h→0 で H→0 )
=sin(1/x)-(1/x)cos(1/x)
したがって、 x≠0 なる任意の x で左側微(分)係数と右側微(分)係数の
両方とも存在して一致する。
したがって、このとき f(x) は微分可能である。これで ① も示された。
※1. x=0 においては、連続であるが微分可能ではないようです。
 
 
 
 
