質問<3444>2006/10/23
(1)任意のx、yに対して |x|+|y|≧|x+y|・・・(*) が成り立つことを示せ。 (2) (*)において記号が成り立つための必要十分条件を求めよ。 です。よろしくお願いします。。。 ★希望★完全解答★
お便り2006/10/27
from=S~(社会人)
こんにちは。一つの答案です。御参考にしてください。 ( 答案 ) (1) 与式両辺の平方の差を見ると、 (|x|+|y|)^2-(|x+y|)^2 … (1) =(|x|^2+2|x||y|+|y|^2)-(x+y)^2 =(x^2+2|xy|+y^2)-(x^2+2xy+y^2) =2(|xy|-xy) … (2) =2(|xy|-xy)*(|xy|+xy)/(|xy|+xy) ←( |xy|+xy≠0 ) =2(|xy|^2-(xy)^2)/(|xy|+xy) =0 また、 |xy|+xy=0 のときは xy=-|xy|≦0 から -xy≧0 で |xy|-xy≧|xy|+0≧0 したがって、 (2)≧0 よって、 (1)≧0 から {(|x|+|y|)+|x+y|}{(|x|+|y|)-|x+y|}≧0 (イ) このとき、 x,y のうち少なくとも一つが 0 でなければ (|x|+|y|)+|x+y|>0 であるから、 (|x|+|y|)-|x+y|≧0 で |x|+|y|≧|x+y| (ロ) 一方、 x=y=0 のときは |x|+|y|=|x+y|=0 である から、やはり |x|+|y|≧|x+y| で、このうちの等号が成り立つ。 (2) (イ) (1) で見たように、記号は常に成り立つから、記号が成り立つ ための十分条件をあえて言えば、 x,y がともに実数であることである。また、 与式は不等号がはいっているから、 x,y はともに実数であることが必要であ る。( 実は、 x,y が複素数の場合は検証していません。どなたかお願い致し ます。 ) (ロ) また等号の成立は、 |x|+|y|=|x+y| の両辺を平方して 0≦|xy|=xy を得るから、 x,y が同符号かまたは少なくとも一方が 0 であることが必要である。またこのとき、等号が成り立つことは自明であるから、 これは十分条件でもある。 でどうでしょうか。