質問<3034>2006/3/19
簡単かもしれないのですが… aCb-1+aCb=a+1Cb になる理由がわかりません…教えてください!!! ★希望★完全解答★
お便り2006/3/20
from=angel
1.計算だけでいくなら nCm=n!/( m!(n-m)! )より、 aC(b-1)=a!/( (b-1)!(a-b+1)! ) aCb=a!/( b!(a-b)! ) (a+1)Cb=(a+1)!/( b!(a-b+1)! ) また、階乗の性質より、 b!=b・(b-1)! (a-b+1)!=(a-b+1)・(a-b)! (a+1)!=(a+1)・a! 分母を通分して計算してみると、 aC(b-1)+aCb =(b+(a-b+1))・a!/( b!(a-b+1)! ) =(a+1)・a!/( b!(a-b+1)! ) =(a+1)!/( b!(a-b+1)! ) =(a+1)Cb 2.組み合わせの数え方に着目するなら 1~a+1 の数から、b種類を選ぶ組み合わせを考える ・1を選ぶ場合 残り 2~a+1 の a種類の数から、(b-1)種類を選ぶ aC(b-1)通り ・1を選ばない場合 残り 2~a+1 の a種類の数から、b種類を選ぶ aCb通り この2つの場合で全ての場合を網羅しているため、これらの和は (a+1)Cb に等しい よって、aC(b-1)+aCb=(a+1)Cb
お便り2006/3/20
from=wakky
普通に計算しても等式を示すことはできます。 そう難しくないので挑戦してください。 さて、計算では簡単にできるものの 考え方をきちんと理解しておく必要があります。 a+1個からb個を取り出す組み合わせを考えるとき a+1個に含まれる特定の1個が含まれる場合と含まれない場合に分けられます。 この意味は理解できるでしょうか? ある特定の1個に対しては、その特定の1個に関しては 取り出したb個に含まれるか含まれないかのいずれかしかありません。 式にすると (a+1個からb個を取り出す組み合わせ) =(a+1個のうち特定の1個がb個に含まれる組み合わせ) +(a+1個のうち特定の1個がb個に含まれない組み合わせ) ということです。 ①a+1個のうち特定の1個がb個に含まれる場合 これは、その特定の1個がb個に含まれるのだから あとは、残りのa個からb-1個を取り出せばよいので aCb-1 通りあります。 ②a+1個のうち特定の1個がb個に含まれない場合 特定の1個を除いてしまうので、 残りのa個からb個を取り出せばよいから aCb ①+②=b+1個からa個を取り出す組み合わせ=a+1Cb ということになります。
お便り2006/3/20
from=juin
(a+1)Cb:異なるa+1個のものから、b個のものを取り出して作る組み合わせの個数。 これを2つの場合に分けて考える。 A={1,2,3,...,a,a+1}とする。Aから、b個のものを取り出す。 (1)a+1を含む組み合わせの個数は、残りa個からb-1個取り出して作る組み合わせ の個数aC(b-1)通りある。 (2)a+1を含まない組み合わせの個数は、残りa個からb個取り出して作る組み合わ せの個数aCb通りある。 (1)、(2)を合計して aC(b-1)+aCb=(a+1)Cbとなる。