質問<3031>2006/3/16
a,b,cはab+bc+ca=9を満たす正の実数のとき、 不等式a+b+c≧abcが成り立つことを示せ. また、等号成立はどんなときか ★希望★完全解答★
お便り2006/3/18
from=angel
1. (a+b+c)^2 =a^2+b^2+c^2+2ab+2bc+2ca =1/2・( (a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2 ) + 3(ab+bc+ca) ≧ 3(ab+bc+ca) よって、 a+b+c≧√( 3(ab+bc+ca) ) a=b=cが等号成立 2. 相加相乗平均の関係より (ab+bc+ca)/3≧(ab・bc・ca)^(1/3) ab=bc=caが等号成立 両辺を3/2乗すると ( (ab+bc+ca)/3 )^(3/2)≧abc ab+bc+ca=9 のため、1,2それぞれより a+b+c≧3√3≧abc a=b=cの時のみ、両方の等号が同時に成立する。 そのとき、a=b=c=√3
お便り2006/3/18
from=wakky
ab+bc+ca=9とa+b>0より c=(9-ab)/(a+b) a+b+c-abc =a+b+(9-ab)/(a+b)-ab・(9-ab)/(a+b) ={1/(a+b)}(a^2+b^2-8ab+a^2b^2+9) ={1/(a+b)}{(a-b)^2+(ab-3)^2} ≧0 等号が成り立つのは a=bかつab=3のときだから a=b=√3 このときc=√3 よって 等号はa=b=c=√3のときに成り立つ。