質問<2642>2005/10/23
(1)x + cosx =0 の実数解の個数を求めよ。 (2)x^3-3ax+2=0の異なる実数解の個数を調べよ。ただしaは定数。 (3)x^3-ax+16=0が0以上3以下のxの範囲にある異なる2つの実数解をもつ ようにaの値の範囲を定めよ。 答えは順に (1)1個 (2)a<1のとき1個、a=1のとき2個、1<aのとき3個 (3)12より大きく43/3以下 なのですが途中のやり方をできれば詳しくお願いします。 ★希望★完全解答★
お便り2005/10/31
from=wakky
(1) f(x)=x+cosx とおくと f'(x)=1-sinx≧0→単調増加(恒等的に0となる区間はない) x→-∞のときf(x)→-∞、x→+∞のときf(x)→+∞だから 実数解は1個 (2)(3)は、微分して増減表を書いて、グラフの概形が書ける前提で回答します。 また、単純に与えられた方程式f(x)=0のf(x)を微分して、増減表を書くと aの値の範囲の吟味が少々面倒になります。 この場合は、x=0が解に成り得ないことに着目して aを定数として扱えるような工夫をします。 そのことで、x軸との交点の数=解の個数と置き換えることができます。 (2) x=0は解ではないので、与えられた方程式は x^2+(2/x)-3a=0 と同値である。 f(x)=x^2+(2/x)-3a と置くと f'(x)=2(x-1)(x^2+x+1)/x^2 x^2+x+1={x+(1/2)}^2+3/4>0だから f'(x)=0のときx=1 増減表(省略)からグラフ(省略)を書くと x<0で1つの解を持ち x>0では極小かつ最小値が3-3aであることが分かる。 3-3a>0→a<1→解は1個 3-3a=0→a=1→解は2個 3-3a<0→a>1→解は3個 (3) (2)と同様にやります。 微分して増減表を書いてグラフの概形を書けば x<0に解1個 x>0では極小かつ最小値f(2)=12-aであることが分かります。 x=0は解ではないので、0<x≦3で考えればよいことになります。 この範囲に異なる2つの解を持つ条件は 12-a<0 かつ f(3)=(43/3)-a≧0 したがって 12<a≦43/3 となります。