質問<248>2000/4/4
問1 ΔABCにおいて、a=x+2,b=x+3,c=x+4とする。 (1)a,b,c,が三角形3辺の長さとなるためのxの値の範囲を求めよ。 (2)a,b,c,が鈍角三角形となるためのxの値の範囲を求めよ。 問2 一直線に並ぶ水平面上の3点A,B,Cから山頂 P の迎角を測ると、 それぞれ30°、60°、45°であった。 AB=200m、BC=100mであるとき山の高さを求めよ。 問3 ΔABCにおいて、次の等式が成り立つとき、この三角形は、それ ぞれどのような三角形か。 (1)asinA+bsinB=csinC (2)b=2acosC (3)bcosA+acosB=b
お返事2000/4/6
from=武田
問1(1)a+b>cより、 (x+2)+(x+3)>x+4 2x+5>x+4 ∴x>-1……(答) (2)∠Cが最大なので、ここが鈍角となる。 余弦定理を利用して、 a2+b2-c2 cosC=──────── 2ab 90°<∠C<180°より、 -1<cosC<0 a2+b2-c2 -1<────────<0 2ab -2ab<a2+b2-c2<0 したがって、 {-2ab<a2+b2-c2……① {a2+b2-c2<0……② ①より、c2<(a+b)2 c>0より、c<a+b∴x>-1……③ ②より、a2+b2<c2 (x+2)2+(x+3)2<(x+4)2 x2+2x-3<0 (x+3)(x-1)<0 ∴-3<x<1……④ ③④より、
∴-1<x<1……(答) 問2
山の高さPH=xとおくと、 △PAHより、PA=2x 2x △PBHより、PB=─── √3 △PCHより、PC=√2x スチュワート(1717-1785)の定理
bl2+an2 ───────=m2+ab a+b にあてはめると、 100・4x2+200・2x2 4x2 ───────────────=───+200・100 200+100 3 800x2 4x2 ─────=───+20000 300 3 800x2=400x2+6000000 400x2=6000000 x2=15000 ∴x=50√6≒122m……(答) 問3
(1)asinA+bsinB=csinC 正弦定理 a b c ───=───=───=2Rより、 sinA sinB sinC a b c sinA=───、sinB=──、sinC=───を与式に代入して、 2R 2R 2R a2 b2 c2 ───+───=─── 2R 2R 2R a2+b2=c2 ∴∠Cが直角となる直角三角形……(答) (2)b=2acosC 第2余弦定理その2 a2+b2-c2 cosC=──────── より、 2ab a2+b2-c2 b=────────── b b2=a2+b2-c2 a2-c2=0 a2=c2 ∴a=cとなる二等辺三角形……(答) (3)bcosA+acosB=b 第1余弦定理 bcosA+acosB=c より、 c=b ∴b=cとなる二等辺三角形……(答)