質問<202>99/12/21
先生はじめまして。 高校時代に数学をきちんと勉強していなくて、 困っている文系学部の大学生です。 さっそく質問させていただきますが、 2次関数y=ax[の2乗]+bx+cをのグラフを描くとき、 y=a(x-p)[の2乗]+qに変形して描くわけですが、 このパターンの場合は、 x[の2乗]の係数が+なら、下に凸のグラフ、 x[の2乗]の係数が-なら、上に凸のグラフになりますよね。 ここで質問なのですが、 y=ax[の2乗]+bx+cは、必ずy=a(x-p)[の2乗]+qに変形で きるのでしょうか? また、たとえばy=ax[の2乗]+bx+cの一種である、 y={-x[の2乗]+(a-b)x}/(c+d)というような形でも x[の2乗]の係数の符号だけ見て、 上記のパターンのように、グラフが上に凸か下に凸か決めて よいのでしょうか?
お返事99/12/21
from=武田
y=ax2+bx+c x=X-pとおくと、 y=a(X-p)2+b(X-p)+c =aX2-2apX+ap2+bX-bp+c =aX2+(b-2ap)X+(ap2-bp+c) Xの係数(b-2ap)が0となるようなpの値を探すと、 b-2ap=0∴p=b/2a x=X-pより、 x=X-b/2a したがって、 X=x+b/2a Xに代入すると、 y=a(x+b/2a)2+(b2/4a-b2/2a+c) =a(x+b/2a)2+(4ac-b2)/4a したがって、 y=a(x-p)2+q 型と必ず変形できる。 また、 -x2+(a-b)x y=─────────── は(c+d)が正であれば (c+d) マイナスの符号より、上に凸のグラフとなる。