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(1) 確率変数Xの確率分布が 
   P(X=k)=k/8 (k=1,2,3), P(X=4)=p であるとき
 ①定数pの値を求めよ。
 ②P(3≦X)の値を求めよ。
 ③Xの分布関数F(x)を求めよ。
(2) 確率変数Xの確率密度関数が 
   p(x)=a(x+1) (-1≦x≦2) 
         0       (x<-1or2<x) であるとき
 ①定数aの値を求めよ。
 ②P(0≦X≦3)の値を求めよ。
 ③Xの分布関数F(x)を求めよ。
★完全解答希望★
お便り2006/6/12
from=亀田馬志
>(1) 確率変数Xの確率分布が 
   P(X=k)=k/8 (k=1,2,3), P(X=4)=p であるとき
 ①定数pの値を求めよ。
って事は
x=1の時P(1)=1/8
x=2の時P(2)=2/8
x=3の時P(3)=3/8
x=4の時P(4)=?
と言う事です。
ところで、確率分布の定義として、
P(1)+P(2)+P(3)+P(4)=1
が約束事です。よって
1/8+2/8+3/8+P(4)=1
が満たされて無いといけません。
∴P(4)=p=1/4
にしかなり得ません(x≧5とかx≦0の場合はどうなるのか、とか思うかもしれませんが、
問題文に明記されていない以上、“定義されてない”と考えた方がイイでしょう)。
>②P(3≦X)の値を求めよ。
P(3)+P(4)を計算すれば終了です。
∴3/8+2/8=5/8
>③Xの分布関数F(x)を求めよ。
分布関数の定義は知ってますか?
x=1の時F(1)=1/8
x=2の時F(2)=1/8+2/8=3/8
x=3の時F(3)=1/8+2/8+3/8=6/8
x=4の時F(4)=1/8+2/8+3/8+2/8=1
と言った離散型の関数になります。
>(2) 確率変数Xの確率密度関数が 
   p(x)=a(x+1) (-1≦x≦2) 
         0       (x<-1or2<x) であるとき
 ①定数aの値を求めよ。
これも発想は(1)と同じです。
違うのは(1)は離散型の関数、(2)は連続型の関数である、と言う部分です。
一般に、離散型の分布の場合、
Σp=1 (Σは全てについての和)
と言う約束事がありますが、連続型の場合、同様に
∫pdx=1 (積分は全てについての和)
と言う約束事があります。
ゆえに(2)に於いても、
∫a(x+1)dx=1 (積分区間は-1~2)
と言う約束事が成り立たなければなりません。
これを計算すると、
a=2/9
が答えとなります。
>②P(0≦X≦3)の値を求めよ。
∫pdx  (積分区間は0~3)
を計算すればイイです。
気をつけなければならないのは、
  p(x)=a(x+1) (-1≦x≦2) 
         0       (x<-1or2<x)
なので、
∫2/9*(x+1)dx+∫0dx
で計算する事です。初項の積分範囲は0~2、第2項は2~3です。
計算結果は8/9となります。
>③Xの分布関数F(x)を求めよ。
分布関数の定義に従って、
F(x)=0 (x<-1)
F(x)=1/9*x^2+2/9*x (-1≦x≦2)
F(x)=1 (2<x)
です。
以上です。
 
 
 
 
