質問<274>2000/6/21
0≦x≦π/2において、y=log(2sinx+cosx)…①の微分関数が1となるのは sinx=????のときである。 っと言う問題です。①を微分すると、 y'=(2cosx-sinx)/(2sinx+cosx)となるのがわかりません。(分子の微分の仕方) 僕のやり方で分子を微分すると、y=u`v+uv`を使ってしまうのですが、この場合 個々に微分してるじゃないですか? 其処のところの使い方を教えてください。 あと、最後に0≦x≦π/2だと何故、sinx≧0なのでしょうー。 よろしくお願いします。
お返事2000/6/21
from=武田
y=log(2sinx+cosx)を微分するために、 合成関数の微分を利用する。 {u=2sinx+cosx {y=log(u) をそれぞれ微分して、 du ──=2cosx-sinx dx dy 1 ──=─ du u したがって、 dy dy du 1 2cosx-sinx ──=──×──=─・(2cosx-sinx)=────────── dx du dx u 2sinx+cosx これが1となるから、 2cosx-sinx ──────────=1より、2cosx-sinx=2sinx+cosx 2sinx+cosx cosx=3sinx 両辺を2乗して、cos2 x=9sin2 x 1-sin2 x=9sin2 x 10sin2 x=1 1 1 sin2 x=── したがって、sinx=±─── 10 √10 三角関数の定義より、y=sinθ(単位円上の点Pのy座標)0°≦θ≦90°より、y≧0 sinθ≧0だから 1 sinx=+─── ……(答) √10