質問<207>2000/1/2
(1) 2つの円x2+y2=1,x2+y2-6x+8y+k=0が共有点をもつとき、 kがとり得る値の範囲。 (2) 円(x-a)2+y2=b2は直線y=x-4に接し、かつ円x2+y2=4に 外接する。このとき、正の定数a、bの値。
お返事2000/1/4
from=武田
問1円x2+y2-6x+8y+k=0 (x2-6x)+(y2+8y)=-k (x2-6x+9)+(y2+8y+16)=-k+9+16 (x-3)2+(y+4)2=25-k 中心(3,-4)半径√(25-k)の円 2つの円の中心の距離は √{(3)2+(-4)2}=5 2つの円が共有点を持つには 外接的に考えて、半径の和が 1+√(25-k)≧5……① 内接的に考えて、半径の差が √(25-k)-1≦5……② ①と②より 4≦√(25-k)≦6 2乗して 16≦25-k≦36 -9≦-k≦11 ∴9≧k≧-11……(答) 問2
a>0、b>0より 円(x-a)2+y2=b2は 中心(a,0)半径bの円となる。 2つの円の距離は a=b+2……① 円と接線y=x-4の距離はbだから、 点と直線の距離の公式より x-y-4=0と点(a,0)との距離だから |a-0-4| ───────=b √{(1)2+(-1)2} |a-4|=b√2……② ①と②より (i)a≧4のとき a-4=b√2 (b+2)-4=b√2 b-2=b√2 (1-√2)b=2 b=2/(1-√2) b<0となるので、条件に反する。 (ii)a<4のとき -a+4=b√2 -(b+2)+4=b√2 -b+2=b√2 (1+√2)b=2 b=2/(1+√2) b>0より、条件に適している。 したがって、 a=b+2 =(4+2√2)/(1+√2) したがって、 (4+2√2) 2 a=─────── 、b=────── ……(答) (1+√2) (1+√2)