質問<1989>2004/10/5
1辺の長さが1である正四面体ABCDを考える。 辺BC上の任意の点をPとし、BP=x、∠APD=θとする。 以下の問に答えよ。 (1)線分DPの長さをxを用いて表せ。 (2)cosθをxを用いて表せ。 (3)60゜≦θ<75゜であることを証明せよ。 ★希望★完全解答★
お便り2004/10/6
from=wakky
(1)
△DBPについて、余弦定理より
DP^2=DB^2+BP^2-2・DB・BP・cos60°
=1+x^2-x
よって
DP^2=x^2-x+1
x^2-x+1={(x-(1/2)}^2+3/4>0より
DP=√(x^2-x+1)・・・(答)
(2)
△PADは PA=PD の二等辺三角形だから
AP=√(x^2-x+1)
実際に確かめると
△ABPについて余弦定理より
AP^2=AB^2+BP^2-2・AB・BP・cos60°
=x^2-x+1
よって AP=√(x^2-x+1)
ここで△APDについて余弦定理より
AP^2+DP^2-AD^2
cosθ=-----------------------
2・AP・DP
=1-【1/{2(x^2-x+1)}】・・(答)
(3)
f(x)=x^2-x+1 とおくと
f(x)={(x-(1/2)}^2+3/4
正四面体の一辺の長さは1だから 0≦x≦1
この範囲で二次関数f(x)の取りうる範囲は
3/4≦f(x)≦1(これは自分で確かめてください)
これの逆数をとり(不等号の向きが変わります)
-1をかけて(さらに不等号の向きが変わります)
辺々を2で割って、さらに辺々に1を加えると
1/3≦1-1/{2f(x)}≦1/2
つまり
1/3≦cosθ≦1/2
cos60°=1/2
cos75°=cos(45°+30°)
=(√6-√2)/4
(√6-√2)/4<1/3≦cosθ≦1/2 だから
60°≦θ<75° (証明終わり)