質問<1181>2003/4/23
from=エミイ
「場合の数」
前回はありがとうございました。またおねがいします。 問題: ①「600の正の約数の個数を求めよ。」 ②「それらの総和を求めよ」 ③「これらの約数の中で100以下のものは何個か。」 という問題なのですが、 ①600=(2の3乗)・(3)・(5の2乗)までは分かるのですが、 このあとなぜ、約数の個数は (3+1)・(1+1)・(2+1) とできるのでしょうか。 ②それらの和は (1+2+2^2+2^3)・(1+3)・(1+5+5^2) となるのもどうしてなのかわかりません。 ③600は1~6までのすべての整数で割り切れるから 100以上の約数は6個ある。というのも理解できません。 そして、100以下の約数の個数は 24-6+1 の(+1)が何を意味しているのかわかりません。 よろしくお願いします。
お返事2003/4/24
from=武田
(1)
600を素因数分解して
600の約数は、集合A,B,Cの中から1つずつ選び、かけたもので
構成される。例えば、![]()
したがって、約数の個数は、4通り×2通り×3通り=24個
覚え方として、素因数分解の指数に1を加えて、かけると良い。
(2)
約数のすべての和は、次の形で計算できる。
(1+2+4+8)(1+3)(1+5+25)
=1・1・1+………+4・3・25+………+8・3・25
=1+………+300+………+600
=1860
つまり、集合A,B,Cの要素の和の積で求まる。
(3)
600÷1=600
600÷2=300
600÷3=200
600÷4=150
600÷5=120
600÷6=100
100以下の約数の個数は、全体の24個から上の5個を除いた
ものなので、24-5=19個となる。
24-6+1は、単に約数100を入れて数えたため生じたものだ。