質問<569>2001/7/13
問1 今日、Y軸の回りの回転体を求めるのに、 バームクーヘン分割という公式(?)を習いました。 これを知ってるとラクだから覚えろと言う事でしょうか、 でも、よく分からなかったので、詳しく解説していただけ ないでしょうか?お願いします。 問2 ①x≠0に対し、次の不等式が成り立つことを証明せよ。 cos^2x+2cosx>3-2x^2 ②微分可能な関数f(x)がf(1)=2であるとき 1 √x lim ―――∫ f(t^2)dt x→1 x-1 1 の値を求めよ。
お返事2001/7/14
from=武田
問1 y軸の回りの回転体の体積を求めるとき使われるのが、通称バームクー ヘン分割と呼ばれる公式です。図の水色の部分を回転2πxすると、バームクーヘンができる。 したがって、 b Vy=∫ 2πx・ydx a 問2 ① cos2 x+2cosx>3-2x2 を証明するためには、 cos2 x+2cosx-3>-2x2 が成り立つことだから、 {y=cos2 x+2cosx-3 {y=-2x2 のグラフを比べればよい。
0<x<πのとき、赤色が青色より上にあることを言えばよい。 2つのグラフを微分して、 y′=2cosx(-sinx)+2(-sinx) =-2sinx(cosx+1) y′=-4x -1≦cosx≦1より、cosx+1≧0 sinx<xより、sinx<2x -2sinx>-4x したがって、 -2sinx(cosx+1)>-4x 赤色の接線お傾きより、青色の接線の傾きの方がマイナスで急だから 2つのグラフは必ず cos2 x+2cosx-3>-2x2 となる。 ② ド・ロピタルの定理より、 √x d √x ∫ f(t2 )dt ── ∫ f(t2 )dt 1 dx 1 lim ─────────=lim──────────── x→1 x-1 x→1 (x-1)′ f(x) =lim────=f(1)=2 ……(答) x→1 1