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武田先生、ご多忙なところ失礼致します。
全微分dz={∂z(x、y)/∂x}・dx+{∂z(x、y)/∂y}・dyを、
第一象限において、3次元図でイメージするときについての質問です。
たとえばz=2x+yという関数なら、
∂z(x、y)/∂x=2、∂z(x、y)/∂y=1というのが、
3次元の図でイメージできるのですが、
たとえばz=2xyというものですと、
∂z(x、y)/∂x=2y、∂z(x、y)/∂y=2xというのが、
ちょっとよくイメージできません。
単に、∂z(x、y)/∂x=2yならば、たとえばy=2のとき、
xが1単位増加すると、yである2も掛けられるという形で、
点をプロットして3次元図を描けばよいのでしょうか?
また、z=2x+yのときは、x軸上でも、y軸でもzの値がプラスで、
z=2xyのときはx軸上でもy軸上でもゼロでイメージすればよいのでしょうか?
お返事2001/7/5
from=武田
全微分を3次元的にイメージすると、下図のようになる。z=2x+yは平面だから、その平面上の1点(x,y,z)をとったとき、 その点における接平面はもとの平面と一致する。 その接平面におけるz増分は、dz=2・dx+1・dyとなる。 z=2xyは曲面だから、その曲面上の1点(x,y,z)をとったとき、 その点における接平面をとると、 そのz増分は、dz=2y・dx+2x・dyとなる。
 
 
 
 
