質問<3215>2006/5/31
Oを原点とするxy平面で2つの直線L_1:y=x/a,L_2:y=-x/a(ただし、aは正の定数 とする)を考える。次の問に答えよ。 (1)L_1,L_2を漸近線とし、点(1,0)を通る双曲線の焦点の1つをF_1(f,0)とする とき、fをaを用いて表せ。ただし、f>1とする。 (2)F_1を通りL_1に垂直な直線がL_1と交わる点をP、y軸と交わる点をQとする。 更にPでL_1に接し、y軸を軸とする放物線の焦点をF_2とする。このとき、F_2は 線分OQの中点であることを示せ。 (3)△OF_1F_2の面積が最小になるようなaを求めよ。 ★希望★完全解答★
お便り2006/6/4
from=wakky
(1) 双曲線の方程式は x^2-y^2/(1/a)^2=1だから f=±√{1+(1/a)^2}=±√(a^2+1)/a f>1より f=√(a^2+1)/a・・・(答) (2) これは、もっと良い解答があるのかもしれませんが・・ 点F1を通り直線L1に垂直な直線をL3とすると L3の方程式は y=-ax+bとおける これがF1を通るから b=√(a^2+1) 従って、L3の方程式は y=-ax+√(a^2+1) (途中計算省略します) よって 点Qの座標は(0,√(a^2+1)) 点Pの座標はL1とL3の交点より P(a/√(a^2+1),1/√(a^2+1)) 今、点F2の座標を(0,c)とし、 放物線の頂点の座標を(0,d)とすると 放物線の方程式は x^2=4(c-d)(y-d) とおける yについて整理して微分すると y'=x/{2(c-d)} 点Pにおける接線L1の傾きが1/aだから c-d=a^2/{2√(a^2+1)}・・・① また、放物線は点Pを通るから d=1/{2√(a^2+1)}・・・② ①②より c=√(a^2+1)/2 よって、F2(0,√(a^2+1)/2)となって F2は線分OQの中点であることが示された。 (3) △OF1F2の面積をS(a)とすると S(a)=(1/2)・{√(a^2+1)/a}・{√(a^2+1)/2} =(a^2+1)/(4a) =(a/4)+1/(4a) a>0だから、相加平均と相乗平均の関係から S(a)=(a/4)+1/(4a)≧2√{(a/4)・1/(4a)}=1/2 等号が成り立つのは (a/4)=1/(4a)のときだから、a>0よりa=1 以上から S(a)はa=1のとき最小値1/2をとる。・・・(答)