質問<220>2000/1/31
看護学校の試験を受けるのですが、学校の先生に何回も教えて もらったのにもかかわらず、どうしても2次方程式の≧、≦の 意味が分かりません。どこがどう違ううのか教えて下さい。 あと、問題で「2次方程式xの2乗+kx+3+k=0が解を もつようなkの範囲」を求める問題もよくわからないので教え て下さい。2つあってごめんなさい。
お返事2000/1/31
from=武田
問1 ≧、≦、<、>などの不等号が2次方程式の等号「=」のか わりについた式を2次不等式と言います。 2次不等式「左辺≧右辺」は、左辺の方が右辺より大きいか、 または等しいことを示しています。「大なりイコール」と読 みます。 2次不等式「左辺≦右辺」は、左辺の方が右辺より小さいか、 または等しいことを示しています。「小なりイコール」と読 みます。 例えば、 2次不等式x2+x-6≧0の解の範囲は、 ∴x≦-3または2≦x 2次不等式x2+x-6≦0の解の範囲は、 ∴-3≦x≦2 問2 2次方程式x2+kx+3+k=0が解をもつよ うなkの範囲を求める問題は、判別式を使います。 ax2+bx+c=0の判別式はD=b2-4acで、 D>0のとき、異なる2実数解 D=0のとき、重解 D<0のとき、解なし(異なる2虚数解) 質問の「解をもつ」とは、D≧0となることだから、 D=b2-4ac =k2-4・1・(3+k) 2次不等式k2-4k-12≧0を解くことにな る。因数分解して、 (k-6)(k+2)≧0 ∴k≦-2または6≦k……(答)