質問<1380>2003/9/2
はじめまして。突然ですが標準偏差ってそもそもどういう用途があって どんな意味があるんでしたっけ? 扱っている標本はエンジンオイルの缶の地板の短辺・長辺です。エクセル で答えがポン!と出たんですが、その数値の意味がわからなくて・・・ よろしくお願いします。
お返事2003/9/2
from=武田
統計で使います。工場の製品などの母集団があって、 精度を調べるため、標本を取り出します。 その標本の測定値(長さでも重さでも数値化できる値)を調べ、 その平均値と標準偏差を計算します。 (最近はエクセルで簡単に計算が出来ますね。) 平均値は名前の通り平均です。標準偏差σは平均mからの距離で、 m-σ≦P(X)≦m+σ この範囲内に64%が含まれていることを示します。 この計算で、その工場の製品の精度が測定でき、 精度の改善に役立たせています。
お便り2003/9/3
from=Satou-hr
http://www.google.co.jp/ にて [標準偏差 なぜ2乗] で キーワード検索すると分かりやすい解説が見つかります。
お便り2003/9/3
from=えるかぴたん
返答ありがとうございました。またまた質問です。 1.返答の中の64%って何の数値なんでしょうか? 2.エクセルで関数式STDEVを用いたのですが、 正しいのでしょうか? 3.STDEVを用いて角缶の地板の短辺の標準偏差をとりまし た。(標本数は10で、値は基準値が114.8で0.1ぐらいで バラつきがあります。)そしたら、返ってきた値が、 0.074833などという数値でこれが何の意味を示して いるのかさっぱりわかりません。よろしくお願いしま す。
お返事2003/9/3
from=武田
68%の間違いでした。 m-σ≦P(X)≦m+σの範囲内の確率P(X)です。 m-2σ≦P(X)≦m+2σの範囲内では、95%になります。 計算は小数になりますが、100倍して%表示することが多いです。 エクセルではstdev(範囲)が標準偏差を計算する関数です。 標本で計算した結果を母集団に応用すると、 114.8-0.074833≦P(X)≦114.8+0.074833 114.72≦P(X)≦114.87 この範囲内に全体の68%が入っています。 全体の数が10000個ある時は、6800個がこの範囲に入ります。