質問<120>99/1/30
たとえば、点O(0) 点A(α) 点B(β) 点C(γ) 〔( )内は複素数を表す。〕 について、 γ-α --- は点Aを中心にして点Bを点Cに回転させることを β-α 意味しますよね?しかし、 γ --- はいったいどういうことを意味するのでしょうか? β-α 僕は複素数が苦手で困っています・・・。
お返事99/2/1
from=武田
複素数はガウス平面上の点であるが、複素数の和や差を計算 するとき、ベクトルのように考えるとわかりやすい。上の図 では、複素数αとβを表す点AとBがあり、複素数の差であ る(β-α)をベクトルのように考えると、三角形の一辺と なるから、これを平行移動して、原点Oを始点とするベクト ルを考えると、複素数(β-α)を表す点Cが得られる。
複素数のわり算は、三角形の相似で考えます。複素数αとβ を表す点AとBがあり、複素数のわり算である(β/α)は 三角形OABと相似な三角形O1Cで考えて、α:β=1: (β/α)となる点Cを見つけるのです。 さて、質問の「 γ-α --- は点Aを中心にして点Bを点Cに回転させることを β-α 意味しますよね?」が、私にはイメージできません。単なる ガウス平面上の点にしか思えないのです。計算で求めても、 ベクトルと相似を使って求めても、最後には点になるからで す。 次の質問の「 γ --- はいったいどういうことを意味するのでしょうか?」 β-α も、ガウス平面上の点にしか思えません。なにか、複素数の 動的役割でもあるのでしょうか?教えて下さい。